「もう無理!こんな会社辞めよう!!」
「次の会社?辞めてから探したらいいでしょ」
そう思って、勢いで退職届を出し気分爽快で会社を後にしたのですが……。
その後待っていたのは収入ゼロの現実と転職活動の厳しさでした。
・「辞めてから考えれば何とかなる」と思っていたのに、気づけば貯金がどんどん減っていく
・面接で「なぜ転職先を決めずに退職したの?」と聞かれ、言葉に詰まる
・焦って応募しても、妥協しすぎて結局また辞めたくなる職場ばかり
あなたも「転職先を決めずに退職しよう!」と考えていませんか?
実は、無計画な退職は想像以上にリスクが大きいんです!
この記事では、私の失敗談をもとに
- 無計画に退職するとどうなるのか?
- 退職前にやるべきことは何か?
- どうすれば後悔しない転職ができるのか?
を詳しく解説します。
この記事を読むことで、あなたは無計画な退職のリスクを回避し、より良い転職先を見つける方法がわかります。
「今の仕事が嫌すぎてすぐに辞めたい……」と思っている人ほど、一度この記事を読んで、後悔しない選択をしてください!
それでは、勢いで退職して失敗した5つの理由を詳しく見ていきましょう!

これまで9回の転職を経験し、そのうち5社は工場勤務。現場で培ったリアルな知識と経験をもとに、工場で収入を上げるノウハウや転職のコツを発信しています。
転職先なしで退職→後悔!無計画で失敗した5つの理由
「仕事が嫌すぎて、もう辞めたい!」そう思って勢いで退職するのはちょっと待って!
私もかつて「とにかく辞めてしまえば何とかなる」と考え、何の準備もせずに退職しました。
しかし、待っていたのは厳しい現実。
収入ゼロの不安、転職活動の苦戦、生活費の圧迫……。
「こんなはずじゃなかった……」と何度も後悔しました。
無計画に退職してしまうと、なぜ後悔するのか?具体的な5つの理由を解説します。
これを読めば、退職を決断する前にやるべきことが見えてくるはずです。
理由① 貯金が一瞬で減る!収入ゼロの恐怖
退職した瞬間、あなたの収入はゼロになります。
それでも生活費は毎月変わらずかかるため、貯金がみるみる減っていくことに…。
実際にかかった生活費の例
独身で一人暮らしをしていた私の固定費は、ざっくりこんな感じでした。
項目 | 月額費用(円) |
家賃 | 55,000 |
食費 | 30,000 |
水道光熱費 | 15,000 |
通信費 | 10,000 |
交際費 | 20,000 |
合計 | 130,000 |
この生活費にプラスで国民年金、国民健康保険、住民税がかかってきます。
転職活動が長引けば、貯金が底をつく
転職活動には一般的に3ヶ月~6ヶ月ほどかかると言われています。
その間の生活費を確保できていないと、焦りが生じ、妥協した転職をしてしまう原因になります。
理由② 面接で不利になる!転職活動の難易度が上がる
退職後に転職活動を始めると、面接でよく聞かれた質問があります。
「なぜ転職先を決めずに辞めたのですか?」
この問いに対して、私は歯切れの悪い返答しかできませんでした。
無計画な退職は、企業からマイナス評価を受ける
企業の採用担当者は、以下のような懸念を持ちます。
- 計画性がないのでは?(入社後もすぐ辞めるかも…)
- ストレス耐性が低い?(仕事が嫌になるとすぐ辞める?)
- 前職で問題があったのでは?(人間関係や勤務態度に問題があった?)
また、転職活動が長引いてしまい無職期間が長くなると、追加で「退職されてから今まで何をしていたのですか?」と……。
理由③ 保険や年金の手続きが面倒&出費がかさむ
退職すると、会社が手続きしていた社会保険・厚生年金・住民税の支払いを自分でしなければなりません。
これ結構面倒でした。
退職後に発生する主な手続き
項目 | 手続き内容 |
健康保険の切替え | 国民健康保険 or 任意継続保険を選択 |
年金の切替え | 厚生年金→国民年金へ切替え |
住民税の支払い | 退職した翌年にまとめて請求されることも |
「知らなかった…!」では済まされないため、事前にしっかり確認しておくことが大切です。
理由④ 焦りから妥協しすぎた転職をしてしまう
貯金が減り転職活動が長引くと、「とにかく仕事を決めなきゃ」と焦ってしまいがちです。
焦りが原因で、失敗しやすい転職パターン
- 給与や条件を妥協してしまう→前職より悪い待遇の会社に入る
- 業務内容をよく確認せずに入社→思っていた仕事と違う
- ブラック企業に引っかかる→すぐに辞めたくなる
妥協して入った会社がブラック企業だった場合、再び転職活動をすることになり、負のスパイラルに陥ってしまいます。
理由⑤ 再就職までの期間が長引き、精神的に追い詰められる
転職活動が長引くと、次第に「もう良い会社に入れないかも……」という不安に襲われます。
社会に取り残されている感じがなんとも耐え難かったです。
長期無職期間のデメリット
- 履歴書で「空白期間」をどう説明するか悩む
- 社会との接点が減り、精神的に孤独を感じる
- どんどん自信を失い、選考に影響が出る
結果として、精神的に追い詰められ、ますます焦った転職をしてしまうという悪循環に陥るのです。
ここまでで「無計画に退職するとどうなるか?」の具体的なリスクが見えてきたと思います。
次の章では、後悔しないために退職前にやるべきことを詳しく解説していきます。
後悔しないために!退職前にやるべき3つの準備

「もう辞めたい!」という気持ちが先行すると、つい勢いで退職してしまいがちです。
しかし、何の準備もなく退職すると、私のように後悔する可能性が高くなります。
では、どうすれば後悔せずにスムーズに転職できるのか?
ここでは、退職前にやるべき3つの重要な準備を紹介します。
収入ゼロの不安や転職活動の苦労を最小限に抑え、次のキャリアに向けて万全の状態を整えましょう!
準備① 生活費6ヶ月分の貯金を確保する
転職活動には3〜6ヶ月ほどかかることが一般的です。
その間の生活費を確保しておかないと、焦りから失敗する転職をしてしまう可能性があります。
どうしても辞めてから転職先を探したいのなら、金銭的に余裕を持つ!
退職前に必要な貯金額の目安
下の表は、生活費の例(6ヶ月分)です。
項目 | 月額(円) | 6ヶ月分(円) |
家賃 | 55,000 | 330,000 |
食費 | 30,000 | 180,000 |
水道光熱費 | 15,000 | 90,000 |
通信費 | 10,000 | 60,000 |
交際費 | 20,000 | 120,000 |
合計 | 130,000 | 780,000 |
この生活費にプラスで国民年金、国民健康保険、住民税がかかってきます。
少なくとも6ヶ月分の生活費(約100万円)を貯めてから退職するのが理想です。
貯金がない場合の対策
- 副業で収入を確保する(不用品の販売、単発バイトなど)
- 実家に一時的に戻ることで固定費を削減
- 失業保険を活用する(ただし給付開始まで時間がかかる)
② 在職中に転職活動を進め、内定を得る
転職活動は在職中に進めるのが鉄則です。
退職してから始めると、無収入の焦りから妥協した転職をしてしまう可能性が高くなります。
在職中に転職活動を進めるメリット
- 収入があるため、焦らずじっくり転職先を選べる
- 社会的信用を維持できる(ローン審査なども通りやすい)
- 「なぜ転職先を決めずに辞めたのか?」という面接でのマイナス評価を防げる
スムーズに転職活動を進める手順
- 転職の軸を決める(給与・勤務地・仕事内容の優先順位を整理)
- 転職サイトやエージェントに登録(工場転職向けのエージェント活用もおすすめ)
- 応募書類(履歴書・職務経歴書)を作成する
- 在職中に面接を受け、内定を確保する
- 内定後、円満退職に向けて準備を進める
準備③ 退職後の手続きを理解し、スムーズに進める
退職後には、健康保険・年金・税金などの手続きを行う必要があります。
知らないままでいると、思わぬ負担やトラブルに巻き込まれることも…。
退職後に必要な手続き一覧
項目 | 手続き内容 |
健康保険の切替え | 国民健康保険 or 任意継続保険を選択 |
年金の切替え | 厚生年金→国民年金へ切替え |
住民税の支払い | 会社が天引きしていた税金を自分で支払う |
失業保険の申請 | ハローワークで手続き |
知らないと損するポイント
- 退職翌年の住民税を忘れがち!(前年の所得に基づくため、退職後も請求される)
- 国民健康保険と任意継続保険、どちらが得か比較する(会社の健康保険を継続できる場合がある)
- 失業保険は、自己都合退職だと給付開始まで数カ月かかる(計画的に申請を!)
まとめ:後悔しない転職をするために、しっかり準備しよう!
無計画に退職してしまうと、貯金がなくなり、転職活動が長引き、焦ってブラック企業に転職してしまうリスクが高まります。
生活費を6ヶ月分貯めて、退職後の手続きも終わらせてゆっくり転職先を探せればいいのですが、金銭的にも時間的にも難しいですよね。
もう在職中に転職活動をしてください。
私は9回ほど転職をしていますが、次を決めずに辞めたのはたったの一度だけです。
たった一度の経験で「あぁ、もうごめんだわ」と思い、必ず在職中に転職活動をしています。
勢いで辞めたい気持ちはわかります。
- 超絶パワハラ気味な理不尽な上司
- 休みの日にでさえ、電話してくる担当者
- いつまで続くのか、ノルマの毎日
こんな状況が続くと、ふとした瞬間に「わー!もう辞める!もう知らん!」ってなっちゃいますよね。
「あぁ……近々あの上司に嫌気がさして辞めそう……」
「ノルマ達成してまたノルマ……次は無理ゲー」
そう思ったら、転職サイトに登録してどんな求人があるのか覗くだけでも、心の持ちようは変わりますよ。
あなたを求める企業はとても多いです。
がんがんスカウトメールが飛んでくるので、良い条件の企業があれば転職候補にしてみては?