毎日残業。
法律的には問題ないのかもしれません。
残業代も出ている。
三六協定もある。
月45時間以内に収まっている。
そんなことは分かってるんです。
本当に知りたかったのは法律の話ではありませんでした。
「毎日残業が当たり前になっている働き方って普通なの?」
「残業ありきで生産計画を組むのっておかしくない?」
そんな違和感がずっと頭から離れなかったんです。
私が過去に働いていた工場では、毎日残業が当たり前でした。
朝から「今日も帰るのは20時か」と考えてしまう。
昼休憩のチャイムが鳴ると
「まだあと8時間もあるのか……」
と気が重くなる。
周りは何も言わず働いているのに、自分だけがおかしい気がしていました。
この記事では、毎日残業に違和感を覚えていた当時の気持ちや、
なぜそこまで苦しく感じていたのかをお話しします。
もし今あなたが同じように悩んでいるなら、少しだけ肩の力を抜いて読んでみてください。
毎日残業に違和感を覚えるのは自然なこと
毎日残業が続くと、だんだん感覚がわからなくなってきます。
最初は「忙しい時期だから仕方ない」と思っていても、それが何ヵ月も続くと当たり前になってしまうからです。
そして気づけば、
「毎日残業がおかしいと思う自分が甘いのかな」
と考えるようになります。
でも今振り返ると、おかしいと感じていたのは残業時間そのものではありませんでした。
終わりが見えない毎日に、心が疲れていたのだと思います。
みんな平気そうに見えるから苦しくなる
毎日残業がつらい。
そう思っていても、周りを見ると何事もないように働いている人ばかり。
文句を言う人も少ない。
むしろ残業を当たり前のように受け入れている人もいます。
そんな人たちを見ていると、
「自分だけが弱いのかな」
「自分だけ不満ばかりなのかな」
と考えてしまうんですよね。
工場では毎日残業が当たり前になっている職場も多いんです。
だからこそ、「おかしい」と感じても口に出しにくい空気があります。
でも、本当は多くの人が不満を抱えています。
ただ、言わないだけです。
生活のため。
家族のため。
住宅ローンのため。
理由は人それぞれですが、我慢して働いている人も決して少なくありません。
だから、毎日残業に違和感を覚えること自体はおかしなことではないと思います。
「みんな頑張っているんだから自分も我慢しないと」
そう考えて無理をしていませんか?
実は真面目な人ほど苦しくなりやすい傾向があります。
⇒真面目な人ほど工場勤務で病む理由【頑張るほど壊れていく職場の特徴】

みんな平気そうに見えるけど、本音は分からないんですよね。
「今日も残業か」と考えるだけで疲れる
毎日残業が続くと、不思議なことに仕事そのものよりも、
残業が確定していることのほうがツラくなってきます。
今日は定時で帰れるのか。
それとも残業なのか。
たまに残業があるだけなら、そこまで気になりません。
でも毎日残業が当たり前になると話は別です。
朝から、今日も帰るのが遅いと分かっている。
その時点で一日が長く感じるんです。
私も当時は、仕事が始まる前から気持ちが沈んでいました。
まだ何も起きていないのに、
「今日も残業か」という事実だけで疲れていた気がします。

仕事が嫌というよりも「また今日も同じ一日か……」がツラかったです。
なぜ毎日残業はこんなにツラく感じるのか
私は最初、自分の考え方がおかしいのかなと思っていました。
でも今思うと、残業時間そのものに不満があったわけではありません。
苦しかったのは、
「今日も残業か……」が毎日続くことでした。
たまになら頑張れます。
でもそれが当たり前になると話は別です。
朝から帰宅時間が見えてしまう生活は、思っていた以上にしんどいんですよね。
残業が「たまにではなく前提」になっている
本来、残業はイレギュラーなもののはずです。
急な受注。
トラブル対応。
繁忙期。
そういった時に発生するものだと思います。
でも現実は違いました。
私がいた工場では、最初から残業込みで生産計画が組まれていました。
定時で終わる予定ではないんです。
最初から終わらない量が割り振られている。
だから残業は「お願い」ではなく、ほぼ必須でした。
もちろん表向きは自由です。
ただ、実際には断れる雰囲気ではありません。
周りが全員残っている中で、一人だけ帰る勇気がある人は少ないでしょう。
そうなると、残業というより拘束時間の長い仕事になります。
朝から晩まで働く前提の生活。
それが毎日続けば、違和感を覚えるのも自然なことです。
一年中繁忙期と言われる違和感
工場あるあるかもしれません。
忙しい時期になると、
「今は繁忙期だから仕方ない」
と言われます。
私も何度も聞きました。
最初は納得していました。
忙しいなら協力しようと思っていました。
でも、
3か月後も繁忙期。
半年後も繁忙期。
1年後も繁忙期。
さすがに思いました。
え?それ、もう繁忙期じゃなくて通常運転じゃない?
もちろん会社にも事情はあります。
人手不足だったり、受注が多かったり。
ただ、従業員からすると関係ありません。
一年中忙しい職場では、
「今だけ頑張ろう」
そう思っていたのに、気づけば半年経っていました。

ゴールが見えない状態が一番きつかった気がします。
自分の時間がなくなるから心がすり減る
毎日残業がツラい理由は、仕事そのものだけではありません。
仕事以外の時間がなくなるのもツラい理由の一つです。
- 子どもとゆっくり話す時間
- 趣味を楽しむ時間
- 何も考えずにぼーっとする時間
- しっかり眠る時間
こうした時間が少しずつ削られていきます。
気づけば、
仕事をしているか、疲れて寝ているか。
そのどちらかになってしまう。
私も残業続きだった頃は、平日に何かを楽しんだ記憶がほとんどありません。
家に帰る。
ご飯を食べる。
風呂に入る。
寝る。
それで一日が終わりです。
休日も疲労回復で終わることが多く、
「何のために働いているんだろう」
と考えることもありました。
毎日残業がおかしいと感じる人は、残業時間だけを問題にしているわけではありません。
残業が嫌というより、自分の時間が何もないことが苦しかったんだと思います。
家に帰って寝るだけ。
休日も疲労回復で終わる。
もしそんな生活が続いているなら、心や体が限界に近づいているサインかもしれません。
⇒工場勤務が限界だった私が気づいたこと【問題は工場ではなかった】
毎日残業に違和感を覚えたら考えてほしいこと

毎日残業が続くと、感覚が少しずつ麻痺していきます。
周りも残業している。
会社では当たり前。
給料も出ている。
だから不満を持つこと自体が悪いように感じてしまうんですよね。
でも、違和感を覚えたということは、それだけ今の働き方に無理が出始めているのかもしれません。
私も当時は見て見ぬふりをしていました。
でもその違和感って、放っておいても消えないんです。
おかしいと感じる感覚は大切にしていい
毎日残業が続くと、
「みんな頑張っているんだから」
「自分が甘いだけかもしれない」
と考えがちです。
周りは当たり前のように働いているのに、自分だけが苦しい。
そんなふうに感じると、自分を責めてしまいます。
でも、本当にそうでしょうか。
朝から気が重い。
休憩中も仕事のことばかり考えてしまう。
休日になっても疲れが抜けない。
そんな状態が続いているなら、
おかしいと感じるのは自然な反応です。
毎日残業が当たり前になると、感覚も麻痺してきます。
だから、
「なんかおかしいな」
と思った感覚は、別に否定しなくていいと思います。

今思うと、あの違和感は無視しなくてよかったと思っています。
「みんな我慢している」は答えにならない
職場には長く働いている人もいます。
毎日残業していても平気そうに見える人もいます。
すると、
あの人ができているんだから自分も頑張らないと
と思ってしまいがちです。
ただ、人によって感じ方は違います。
体力も違う。
家庭環境も違う。
大切にしたいものも違います。
だから他人と比べても正解は出ません。
私も以前は、
「みんな残業してるんだから仕方ない」
と言い聞かせていました。
でも本音ではずっと苦しかったんです。
周りが我慢していることと、自分が我慢し続けられるかは別の話です。
無理に誰かの基準に合わせなくてもいいと思います。
今すぐ答えを出さなくてもいい
毎日残業に疲れていると、
「辞めるべきなのかな」
「転職したほうがいいのかな」
と考えることもあるでしょう。
ただ、焦って答えを出す必要はありません。
今はまだ「辞める」「辞めない」を決めなくてもいいと思います。
ただ、自分が何に疲れているのかだけは考えてみてもいいかもしれません。
残業時間なのか。
人間関係なのか。
夜勤との組み合わせなのか。
将来への不安なのか。
理由が見えてくるだけでも、気持ちは少し変わります。
私自身、毎日残業がおかしいと思いながらもしばらく働き続けていました。
すぐに環境を変えたわけではありません。
それでも、
「自分は甘えているわけじゃなかったんだ」
と気づけたことで、少し楽になったのを覚えています。
まとめ:毎日残業への違和感は間違っていない
毎日残業が続くと、
「自分が甘いだけなのかな」
と考えてしまうことがあります。
でも、多くの場合は甘えではありません。
残業そのものよりも、
終わりが見えない毎日や、自分の時間が失われていく感覚に心が疲れているのです。
私も毎日残業が当たり前の工場で働いていたので、
今同じように悩んでいる人の気持ちも分かる気がします。
もし最近、仕事へ向かうだけで気が重い。
休日も疲れて終わる。
毎日残業がおかしいと感じる。
そんな状態が続いているなら、自分の心が出しているサインかもしれません。
私の場合、その後「もう限界かもしれない」と感じるようになりました。
同じような気持ちがあるなら、こちらの記事も読んでみてください。
急いで無理に結論を出す必要はありません。
「自分だけじゃなかった」
そう思ってもらえたなら、この記事を書いた意味はあったと思います。



