毎日残業はおかしい?私が実際に辞めた5つの決定打【実体験】

仕事
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「また今日も定時で帰れなかった……」

気づけば毎日残業が当たり前になり、家に着くと家族はもう寝ている。

疲れが取れないまま翌日を迎え、家族との時間も自分の時間もない。

「俺って何のために働いてるんだろう……」

そんな虚しさを感じながらも、「どこもこんなもんでしょ?」と自分に言い聞かせていました。

もしあなたも今、「毎日残業がつらい」「でも仕方ない」と諦めかけているなら、かつての私と同じです。

この記事では、私が「これはもう限界だ」と感じた5つの決定打を実体験ベースで紹介します。

これを読めば、あなた自身の職場の「異常さ」に気づけるかもしれません。

「今の職場、なんかおかしい気がする……」そう感じているあなたにこそ読んでほしい内容です。

後悔する前に、ぜひこの記事を最後まで読んでみてください。

これまで9回の転職を経験し、そのうち5社は工場勤務。現場で培ったリアルな知識と経験をもとに、工場で収入を上げるノウハウや転職のコツを発信しています。

なぜ毎日残業が常態化してしまうのか

「気づけば毎日残業している。でも、どうしていつも帰れないの?」

そう疑問に思ったことはありませんか?

実は、毎日残業が続いてしまう背景には、個人の努力ではどうにもならない職場の構造的な問題を多く見てきました。

いくら頑張っても改善されないのは、あなたのせいではなく、職場環境に原因がある可能性が高いのです。

あなたの職場がどれに当てはまるかを見極めることで、今後の働き方や転職判断の大きなヒントになれば嬉しいです!

慢性的な人手不足に陥っている

最も多い原因の一つがこれです。

人員が適正数いない状態で業務が回され続けると、当然1人あたりの負担は増えます。

よくあるパターン
  • 新人が入ってもすぐ辞めてしまう
  • ベテランの退職後、補充がない
  • 「1人3役」状態が当たり前
  • 応募は来るが労働条件が悪く採用できない
項目チェックポイント
人数配置欠員が補充されず、同じ人が回している
採用状況求人を出しても応募がほぼ来ない
教育体制新人を育てる余裕がなく、すぐ辞めてしまう

人手不足になると残業することが前提のスケジュールが組まれてしまいます。

こうした状態が続いている職場は、根本的に改善される可能性が極めて低いです。

効率の悪い業務フローが放置されている

人手が足りていても、「やり方」が古ければ残業は減りません。

非効率な業務フローや無駄な作業が残業の温床になっているケースも多く見られます。

非効率な例
  • 紙ベースの書類作成や押印文化
  • 社内の承認プロセスがやたら多い
  • 会議が多すぎる or 内容が無意味
  • 日報や報告書のフォーマットが複雑

これらは業務をこなすだけで手一杯になり、改善に手をつけられない悪循環を生み出します。

上司が古いやり方に固執している職場ほど、改善のスピードも遅いですね。

上司や組織が残業=美徳という価値観を持っている

日本の古い職場文化に多いのが、「長く働いている人ほど頑張っている」という間違った評価基準です。

残業を推奨する空気の例
  • 定時に帰ろうとすると冷たい目で見られる
  • 「先に帰るのか」と嫌味を言われる
  • 上司自らが毎日残業している
  • 効率よりも姿勢を重視される

こういった空気は、無言の圧力となって残業を常態化させます。

自分の仕事は終わっているのに帰りずらい空気から、しぶしぶ同僚を手伝っていました……。

本来、効率よく仕事を終えて定時で帰ることは評価されるべき。

それを「サボり」や「甘え」と捉えるような職場は、価値観のアップデートが必要ですね。

評価制度が長い時間働く人に偏っている

多くの企業では、頑張りや成果ではなく、時間に対して評価する仕組みが残っています。

こんな評価制度は要注意
  • 残業時間が多い人がやる気があると見なされる
  • 定時で帰る人は評価対象外にされがち
  • 残業代が生活の一部になっていて、会社もそれを前提に考えている

これは個人にとっても企業にとっても悪循環です。

あなたが効率よく働いても、残業しないと評価されない環境では、モチベーションが下がる一方ですよね。

これを個人の努力で変えるのは非常に困難です……。

私が「辞めるしかない」と思った5つの決定打

「まだ我慢できる」
「もっと大変な人もいる」
そう自分に言い聞かせながら、私は毎日2〜3時間の残業を続けていました。

でもあることをきっかけに、ふとこう思ったんです。
「本当にこのままでいいのか?」

この記事を読んでくれているあなたも、同じような思いを抱えているかもしれません。

これから私が実際に経験した中で「もう限界だ」と感じた5つの出来事を紹介します。

ひとつでも「自分にも当てはまる」と思ったら、それは転職を真剣に考えるタイミングかもしれません。

家族との時間がほぼゼロになった

私が最初に「おかしい」と思ったのは、家族との時間が極端に減ったことでした。

平日は毎日21時帰宅、朝は前日の疲れでギリギリまで寝てしまう
小さな子どもと過ごす時間は、1日たったの15分以下
休日は疲れ果てて寝て終わり

次第に、妻との会話もなくなっていきました。

【変化をまとめた比較表】

項目残業前残業常態化後
平日家族時間約3時間約15分
会話の頻度毎日週1回程度
休日の活動家族で外出ほぼ寝て終わり

お金も大切だけどそれ以上に時間がほしい!

その気持ちが、次第に強くなっていきました。

心も体も限界、休日も寝て終わる

残業が常態化すると、自分の身体とメンタルの異変にも気づきにくくなります。

私自身も、慢性的な疲労、肩こり、頭痛、そして休日の無気力感に悩まされていました。

心と体に現れた異常のサイン
  • 起床がつらく、常に疲れている
  • 食欲がなく、コンビニ飯が続く
  • 日曜夜が恐怖になる
  • 楽しみを感じなくなる
  • 仕事中に「なぜ働いてるのか」がわからなくなる

これを読んで「自分もそうかも」と思ったら、すでに限界が近いのかもしれません。

定時退社しようとすると「空気が悪くなる」

社内に残業が正義という空気が根強く残っているかどうかチェックしましょう。

定時退社がしづらい職場の特徴
  • 先に帰ると「もう帰るの?」と言われる
  • 上司より先に帰れない雰囲気
  • 定時退社しても評価されない(むしろマイナス評価)

このような職場は、人間関係や評価制度が時代遅れのまま放置されている証拠です。

自分を押し殺して働き続ければ、いずれ心が摩耗します。

上司の「根性論」にうんざり

職場環境が古い体質だったことも、ストレスの原因でした。

「残業は当たり前」
「若いうちは我慢しろ」
「文句を言う前に手を動かせ」

そんな昭和の根性論が今でもまかり通っていて、建設的な会話が一切ない。

意見を言えば「お前は甘い」と返され、上司と距離を置く社員が続出していました。

上司の価値観に感じたズレ
  • 残業=頑張っている証
  • 有休取得を嫌がる空気
  • パワハラに近い言動が日常茶飯事
  • 時代に合わない価値観の押し付け

会社を辞める理由の上位には、人間関係・上司の価値観のズレが必ず入ってきます。

身体に不調が出始めている

最後にして最大の判断基準が「体のサイン」です。

身体は、あなたが気づいていない危険信号を確実に出しています。

代表的な不調のサイン
  • 朝起きるのがつらい
  • 常に眠気や疲労感がある
  • 食欲不振、胃腸の不調
  • 気分が沈んで何もしたくない

これらが慢性的に続いているなら、すでに心身が限界に近い可能性があります。

無理を続ければ、うつ病や過労による離職に直結します。

「まだ大丈夫」は、本当は「もう大丈夫じゃない」かもしれないですよ。

毎日残業から解放されるには?現実的な3つの行動

「辞めたいけど、今の仕事を手放すのが怖い」
「転職しても、また残業だらけだったらどうしよう……」
そんな不安を抱えている人も多いと思います。
私もそうでしたから。

けれども、我慢し続けた先に明るい未来は見えますか?

現実から目を背けず、少しずつでも行動を変えていくことが、残業からの脱出につながります。

ここでは、私自身が試して効果があった、誰にでもできる3つの行動をご紹介します。

「いきなり辞めるのは怖い」そんなあなたこそ、ぜひ読み進めてみてください。

1. 現状を見える化して問題点を特定する

まずやるべきことは、自分の働き方の現状を客観的に把握することです。

「なんとなくつらい」では、いつまでたっても改善や行動はできません。

チェックポイント
  • 1ヶ月の残業時間
  • 通勤時間
  • 月の手取り給与
  • 仕事に対する満足度(1〜10段階)

これらを一度紙やスマホのメモに書き出してみましょう。

すると、どこに無理が集中しているかが明確になります。

例えば私の場合は以下のような感じでした。

項目実態
残業時間毎月40時間~60時間
通勤時間往復2時間
手取り給与約21万円
満足度3/10

この時点で、「働いてる時間に対して報われてない」と感じました。

思い出しながら書いていますが、なかなか悲惨ですね……

まずはこのように、今の自分を「数字」で見つめ直してみてください。

2. 会社の異動・転職を「調査ベース」で始める

次のステップは、いきなり辞めるのではなく「情報を集め始める」ことです。

転職=即退職ではなく、まずは現実を知ることから始めましょう。

調査ポイント
  • 今の会社に異動制度があるか?
  • 同業他社の求人(待遇・時間・休日)
  • 未経験でも採用されやすい業種
  • ハローワーク、転職サイトでの比較

例えば、「製造業」であっても、日勤固定・完全週休二日・残業少なめの職場はたくさんあります。

同じ業種で違う働き方ができると知るだけでも、視野が広がります。

【おすすめの調査ルート】

方法メリット
転職エージェント自分の希望条件に合う求人を探してくれる
転職サイト(例:doda、マイナビ)求人数が多く、比較しやすい
工場特化型求人(例:ジョブハウス工場)製造業に特化していて探しやすい

「情報収集=逃げではなく、備え」行動の第一歩として、外の世界を知ることから始めましょう。

3. 小さく始めて、確実に抜け出す準備をする

最後は、「やるべきことはわかった。でも何からやれば?」という方へのアクションです。

焦って転職を決めず、小さく動いてみることが大切です。

具体的な第一歩のアイデア
  • 転職エージェントに1件だけ登録してみる
  • 職務経歴書をざっくりでも書いてみる
  • 応募せずに、求人を5件だけブックマークしてみる
  • 信頼できる同僚に転職を考えていると打ち明けてみる

こうした小さな行動を積み重ねることで、「自分でも変えられる」という自信が生まれてきます。

【私がやったこと】

  • 転職サイトに登録(その日のうちにスカウトメールが届いた)
  • 気になる求人を10件保存
  • 3ヶ月後、納得できる条件の会社へ転職成功(残業5時間/月)

完璧を求めず、まずは動くことが大切です!

小さな行動が、やがて人生を大きく変える力になります。

まとめ:毎日残業から抜け出すために今できること

毎日続く長時間残業……
「働いても報われない」
「家族との時間がない」
「体力も限界」そんな日々から脱出するために、今回お伝えしたのは以下の3ステップでした。

現実的な3つの行動】

ステップ内容
1. 現状を見える化働き方の実態を数字で把握する
2. 外の世界を調べる転職や異動の可能性を知る
3. 小さく動いて準備情報収集や登録から始めてみる

どれも特別なスキルはいりません。

一歩踏み出すだけで、景色が変わりはじめます。

今の環境に我慢し続けますか?それとも、一緒に抜け出しますか?

私はかつて、「毎日残業が当たり前」な職場で、疲弊しきっていました。

けれど、小さく行動し始めたことで、今は残業ほぼゼロ、家族との時間もしっかり持てる生活に変わりました。

あなたにも、同じような未来はきっと待っていますよ!

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