「夜勤って、ほんとに稼げるのかな?」
「日勤と比べて、どれくらい給料に差があるんだろう…」
夜勤を経験したことがない頃は、よくそんなことを考えていました。
昼夜交代制の職場で、「夜勤って体がキツイだけじゃない?」と敬遠している人もいるのではないでしょうか。
夜勤はつらい・生活リズムが崩れる・家族との時間が減る……そんなネガティブな面があるのは事実。
でも、実は「しっかり稼ぐ」ことを目的にしている人にとって、夜勤は大きなチャンスです。
私のように、
- 住宅ローンを抱えている
- 子どもの教育費に備えたい
- 今より少しでも収入を増やしたい
そんな人に、夜勤はぜひやってもらいたいです!
夜勤をうまく活用すれば、年収50〜80万円アップも可能。
今の職場で収入を増やすも良し、より稼げる夜勤職を探すのもアリです。
「夜勤=つらいだけ」と思っている方は、もったいない!
特に、20代後半〜40代の男性で、体力に自信があり稼ぎたい方には夜勤との相性抜群です!
まずは、夜勤と日勤でどれくらい収入が変わるのかをチェックしてみましょう。

これまで9回の転職を経験し、そのうち5社は工場勤務。現場で培ったリアルな知識と経験をもとに、工場で収入を上げるノウハウや転職のコツを発信しています。
夜勤と日勤、どれだけ給料が違うのか?
工場勤務をしていると、「夜勤は稼げる」と聞くことがありますが、実際にどれくらい日勤と差が出るのかは気になるところですよね。
「同じ時間働いているのに、夜勤の方が高い給料もらえるのはなぜ?」
「具体的にどれくらい差があるのか知りたい」
こうした疑問を持つ方のために、夜勤手当の仕組みと、実際の月収シミュレーションをわかりやすく解説します。
夜勤は確かに体力的にキツイ部分もありますが、仕組みを知って活用すれば、日勤よりも月3〜5万円以上手取りが増えることも可能なんです。
夜勤手当・深夜割増の基本を知ろう
まずは「夜勤=稼げる」と言われる根拠となる給与制度を理解しておきましょう。
以下の2つが、夜勤で給料が増える要因です。
【夜勤で収入が増える主な理由】
項目 | 内容 |
深夜割増賃金 | 労働基準法で「22時〜翌5時」に勤務する場合、25%増しの割増賃金が必要 |
夜勤手当 交代手当 | 上記とは別に、企業独自に支給される手当(例:1勤務300円〜1,000円程度) |
つまり、基本給が同じでも夜勤シフトに入るだけで「自動的に上乗せされるお金がある」というわけです。
同じ業務をこなしているのに、夜中に働くというだけで手取りがUPするのは魅力的です。
これを知っているだけでも、「夜勤を選ぶ価値がある」と感じる人も多のではないでしょうか。
具体的な月収シミュレーション
それでは、具体的にどれくらいの差が出るのかをモデルケースで比べてみましょう。
【モデルケース】30代男性・製造業・月20日勤務の場合
勤務形態 | 基本給 | 深夜割増・夜勤手当 | 総支給額(概算) |
日勤のみ | 230,000円 | 0円 | 230,000円 |
夜勤あり(半分) | 230,000円 | 約25,000〜35,000円 | 255,000〜265,000円 |
夜勤専属 | 230,000円 | 約50,000〜60,000円 | 280,000〜290,000円 |
このように、夜勤を多く担当するほど給料に大きな差が出ます。
さらに残業があればその分も深夜割増になるため、実際の手取り差は年間で50万円以上になることも。
ボーナスや残業代の違いも見逃せない
夜勤での収入差は「月給」だけにとどまりません。
ボーナスや残業代の計算にも影響が出る場合があります。
【夜勤勤務が有利になるポイント】
- 夜勤時の残業=深夜残業割増(基本賃金×1.5以上)
- 夜勤手当が毎月安定的に支給される=ボーナスにも反映される企業もある
- 交代勤務手当が支給される企業ではさらに加算される
特に交代制勤務を導入している大手企業や自動車関連工場などでは、年収ベースで100万円近い差が出ることもあります。
このように、夜勤と日勤では見えにくいけれど確実な給料差が存在します。
「夜勤は大変」と敬遠されがちですが、正しく理解すれば稼げるチャンスに変わるのです。
夜勤ありの工場勤務が稼げる理由とは?
「夜勤は給料が高い」と聞いても、具体的にどういう仕組みで稼げるのかを知らなければ、不安になりますよね。
実は、夜勤ありの工場勤務が稼げる理由は、単に夜に働くからではなく、「賃金制度の仕組み」や「働き方の特性」そのものに稼ぎやすさの秘密があるんです。
ここでは、実際の現場目線で、なぜ夜勤が日勤よりも稼ぎやすいのかを詳しく解説していきます。
収入アップしやすい仕組みとタイミング
夜勤で稼げる一番の理由は、労働法で定められた割増賃金と企業独自の手当が同時に得られるからです。
しかもそれが、特別なスキルがなくても「夜勤に入るだけ」で得られるのがポイントです。
【夜勤勤務で収入アップしやすい理由まとめ】
稼げる理由 | 内容 |
深夜割増賃金(25%増) | 22時〜翌5時の勤務は法律で賃金が25%上乗せされる |
夜勤手当(企業独自) | 1日300円〜1,000円など、深夜勤務に対して別途支給される |
交代勤務手当がつく企業も | シフト制勤務に対して月1万円〜2万円の手当が加算される場合がある |
残業時は深夜割増が重なる | 22時以降の残業は1.5倍以上になることも |
これらが重なることで、たとえ基本給が同じでも、月収ベースで日勤より3〜5万円以上差が出るのは珍しくありません。
夜勤シフトは「大変そうだから…」と敬遠されがちですが、実はお金の面では非常にメリットが大きいです。
夜勤のメリット・デメリットを現場目線で解説
夜勤には確かにメリットとデメリットがあります。
収入だけでなく、生活リズム・家族との時間・体力面なども考慮する必要があります。
【夜勤のメリット】
- 手取りが増える(年間50万円以上差が出ることも)
- 日中に役所や病院などに行ける自由な時間がある
- 通勤ラッシュを避けられる
- 職場によっては人間関係がラク(少人数体制)
【夜勤のデメリット】
- 生活リズムが乱れやすい(睡眠管理が必須)
- 家族とすれ違いやすい
- 身体への負担が大きくなりやすい
- 食生活が乱れやすい(夜間に食べる機会が増える)
こうしたデメリットも、自分に合ったライフスタイルや対策を講じることで軽減できます。
たとえば「昼間は静かな環境で寝る」「食事のリズムを整える」「平日に家族との時間を取る」など、夜勤に慣れている人は上手に生活と両立しています。
※夜勤の体調管理に関する記事も後日作成予定です:『【夜勤慣れない人必見】工場勤務でも健康を維持する5つのコツ(仮)』
夜勤で働いている私のリアル体験談
ここでは、私自身の体験を紹介します。
前職は居心地がよく、働きやすい工場だったのですが、住宅ローン返済と子どもの教育費がかかることもあり、夜勤のある工場に転職しました。
結果として、年収が前職より120万円UP(夜勤+業種変更)し、家計にかなり余裕ができました。
稼げる職種+夜勤で未経験でも年収500万円は狙えるので、気になる方はこちらの記事を読んでみてください。
収入面だけでなく、日中に市役所に行けたり、歯医者や病院に行けたり、わざわざ会社を休む必要がないのは大きな利点です。
夜勤は確かに体への負担はありますが、収入面・時間面の自由さ・人間関係のラクさなど、多くのメリットがあります。
夜勤のデメリットを理解し、正しく活用することが大切です。
夜勤で高収入を得るための3つのコツ

夜勤が稼げるのは事実ですが、「ただ夜勤をやっているだけ」では収入は頭打ちになることもあります。
実際に工場勤務で年収を伸ばしている人たちは、夜勤を最大限に活かす工夫をしています。
ここでは、現場経験を踏まえて、夜勤でさらに収入アップを目指すための3つのコツを解説します。
①手当が厚い職場を選ぶ【求人選びが超重要】
夜勤で収入を伸ばすには、夜勤手当・交替勤務手当・深夜割増の制度が整っている職場を選ぶのが鉄則です。
同じ夜勤でも、企業によって月収に3万円以上の差が出ることもあるため、最初の職場選びで大きな差が生まれます。
【求人選びでチェックすべきポイント】
チェック項目 | 確認すべき内容 |
夜勤手当の金額 | 1日あたり〇円と記載があるか、明確か |
深夜割増の条件 | 「22時〜5時が対象」となっているか |
交代勤務手当の有無 | シフト制での勤務に対して手当があるか |
月収例・年収例の提示 | 実際の支給総額が具体的に記載されているか |
求人を探す際は、単に「夜勤あり」だけでなく、「夜勤手当あり」「深夜割増制度あり」などの記載があるかをチェックしましょう。
②資格を取得して「夜勤+スキル」で上乗せ
夜勤に加えてスキルや資格を持っていると、さらに収入アップが見込めます。
企業は即戦力を求めており、特定の業務を任せられる人材には、資格手当や職能手当を支給することも。
【夜勤工場で有利になる資格の例】
- フォークリフト運転技能講習修了証(月5,000円〜手当つく企業も)
- 危険物取扱者(乙種)
- クレーン運転士免許
- 溶接技能者資格(JIS)
- 電気工事士(第二種)
特にフォークリフトなどは、未経験からでも数日で取得可能なのでコスパ抜群。
夜勤だけではなく、資格の上乗せで時給200円〜300円アップするケースもあります。
③残業や休日出勤を上手に活用する
夜勤は基本的に時給が高いですが、さらに残業や休日出勤が加わると時給が跳ね上がります。
【残業・休日出勤時の割増率(例)】
労働内容 | 割増率 | 時給1,400円の場合の金額 |
通常の残業(8時間超) | +25% | 1,750円 |
深夜残業(22時以降) | +50% | 2,100円 |
休日出勤 | +35% | 1,890円 |
このように、特定のタイミングを狙えば、短期間で月収を大きく伸ばすことも可能です。
ただし、体調管理やプライベートとのバランスも重要なので、稼ぎたい月だけ積極的に残業・休日出勤に入るのがおすすめです。
夜勤が稼げるのは事実ですが、「なんとなく働いているだけ」では収入には限界があります。
逆に言えば、求人選び・資格取得・残業の活用を上手に行えば、今の職場でも+5万円以上の収入アップは十分可能。
稼ぐための夜勤を、自分のライフスタイルや価値観に合わせて“使いこなす”ことで、今よりもっと自由で豊かな生活を手に入れることができます。
まとめ:夜勤を味方にすれば年収は確実に変わる
夜勤は一見するとハードな働き方に見えるかもしれません。
しかし、うまく活用すれば年収アップの大きな武器になります。
夜勤手当・深夜割増・交替勤務手当など、日勤にはない収入源があり、工場勤務ならではの安定性と相まって、短期間で収入を伸ばせるチャンスがゴロゴロ転がっています。
問題は「夜勤=キツい」と決めつけてしまうこと。
向き・不向きを見極め、自分のライフスタイルや体調に合わせた選択ができれば、無理なく高収入を実現することは十分可能です。
夜勤で稼ぎたい、でも「自分に合うかわからない」と迷うのは当然のこと。
そんなときは、まず工場系の求人情報を見てみることが第一歩です。
- 自分の地域で夜勤求人はどれくらいあるのか?
- どんな条件なら働けそうか?
- 実際にどれくらい稼げそうか?
こうした情報を知るだけでも、今後の選択肢は大きく広がりますよ。